従業員の名簿を預けずに実施する、法人向けストレスチェック

要点:Open Stress Check の法人向け機能は、従業員の氏名・メールアドレス・社員番号を一切預からずに、労働安全衛生法に基づくストレスチェックの実施を支援します。管理者は匿名リンクを社内に配るだけで、名簿の登録もアカウント発行も必要ありません。締め切ると、仕事のストレス判定図による集団分析(受検者10人未満の集団は非表示)と、労働基準監督署に提出する報告書(様式第6号の3)の集計値が確認できます。料金は直近365日の実受検者数で自動計算し、20人までは無料です。

法人ではじめる(20人まで無料)料金を見る

導入に手間がかからない理由

名簿の登録も、従業員のアカウント発行も不要

多くのクラウド型サービスでは、実施の前に従業員名簿の取り込みや、一人ひとりへのアカウント・招待メールの送付が必要になります。Open Stress Check では、管理者が実施回を作り、匿名リンクを1本発行して社内チャットや掲示で共有するだけです。従業員はリンクを開いて回答するだけで、ログインもメールアドレスの入力もありません。

ログインが必要なのは、管理者と実施者(医師・保健師など)だけです。

受検者を特定する情報を受け取らない(仮名方式)

回答データには、氏名・メールアドレス・社員番号を持たせません。IPアドレスやUser-Agentも回答と結びつけて保存しません。個人を追跡できるのは、受検者本人の端末に表示される秘密のURLと照合コードだけです。

この設計のため、対応表(コードと氏名の一覧)を事業者が作る必要はなく、人事部門が個人の結果を見てしまう事故も起きません。

部署を分けたいときだけ、部署を設定する

集団分析を部署ごとに見たい場合は、管理者が部署(集団)を登録し、部署ごとの匿名リンクまたは受検コードを配ります。部署名以外の属性は登録しません。

配り方は2つ

配り方向いている場面できること/注意点
匿名リンク(1本のURLを全員に共有)社内チャットやイントラで一斉に案内したい。手間をかけたくない受付上限の件数と実施回の終了日で自動的に締め切られます。同じ人が別の端末から複数回答えることは仕組みでは防げないため、受付上限を在籍人数に合わせて設定してください
受検コード(1人1コード・QRカード印刷)受検者数を厳密に数えたい。現場でカードを配りたい発行した数だけ回答でき、1コードにつき1回です。A4のQRカード印刷シートを使えます。コードと氏名の対応表は作りません(作れません)

労働基準監督署への報告では受検者数を記載するため、人数を正確に把握したい場合は受検コードをおすすめします。両方を併用することもできます。

実施から報告までの流れ

  1. 組織をつくる:管理者がGoogleアカウントでログインし、組織名と事業場の情報を登録します。
  2. 実施者を招待する:医師・保健師・精神保健福祉士などを実施者として招待します。管理者と実施者は同じ人が兼ねられません。
  3. 実施回をつくる:調査票(57項目/23項目)と受付期間を決め、匿名リンクか受検コードを発行します。
  4. 受検してもらう:従業員はスマートフォンかパソコンで回答します。1画面1問で、途中でやめても同じ端末で再開できます。
  5. 締め切る:受付期間の終了か、管理者の操作で締め切ります。締め切るまで集団分析は表示されません。
  6. 分析・報告する:仕事のストレス判定図と尺度ごとの平均、高ストレス者の人数を確認し、様式第6号の3に必要な数値を転記します。

集団分析でわかること

  • 仕事のストレス判定図:「仕事の量的負担 × 仕事のコントロール」と「上司の支援 × 同僚の支援」の2つの判定図、および総合健康リスク(全国平均を100とした指標)。
  • 尺度ごとの平均値:仕事の負担、コントロール、支援、心身の状態、満足度などの平均を全国平均と並べて表示。
  • 高ストレス者の人数と割合:合計点数方式・素点換算表方式のいずれかで選定した人数。
  • 部署別・性別の比較(部署別は有料プラン):受検者が10人以上の集団だけを表示します。
  • 前年との比較(有料プラン):同じ集団の推移を並べて確認できます。

受検者が10人未満の集団は表示しません。さらに、全体から引き算すると小さな集団の値が分かってしまう場合は、その集団も併せて非表示にします。

労働基準監督署への報告

締め切った実施回から、報告書(様式第6号の3「心理的な負担の程度を把握するための検査結果等報告書」)に記載する数値を集計します。在籍労働者数、検査を受けた労働者数、面接指導を受けた労働者数、実施者の情報を画面で確認し、そのまま転記できます。報告書の提出そのものは事業者が行います。

法令への対応

求められることOpen Stress Check での対応
調査票は職業性ストレス簡易調査票などを用いる(安衛則第52条の9)厚生労働省の57項目・23項目の設問文をそのまま使用
高ストレス者の選定は実施者が行う合計点数方式・素点換算表方式で候補を算出し、実施者が画面で確認・選定
個人の結果は本人の同意なく事業者に提供しない(安衛法第66条の10第2項)管理者は個人の結果を閲覧できない。面接指導の申出をもって同意とみなす運用
検査の実施事務従事者は解雇・昇進などの権限を持つ者を除く(安衛則第52条の10第2項)管理者と実施者の役割を分離し、兼任できない。役割の変更履歴を保持
集団ごとの分析(安衛則第52条の14)仕事のストレス判定図による集団分析。10人未満は非表示
結果の記録の保存(安衛則第52条の13)法人のデータは5年保存。暗号化して毎日バックアップ
労働基準監督署への報告(安衛則第52条の21)様式第6号の3の集計値を画面で確認

実施者の選任、衛生委員会での調査審議、社内規程の整備、報告書の提出は事業者が行う必要があります。Open Stress Check は実施者にはなりません。

よくある懸念と、このサービスの答え

懸念Open Stress Check の答え
従業員の個人情報を外部サービスに預けたくない氏名・メールアドレス・社員番号を受け取る仕組みがありません
人事が個人の結果を見てしまわないか心配管理者は個人の結果を閲覧できません。閲覧できるのは実施者だけです
小さな部署の回答者が特定されそう10人未満の集団は表示せず、引き算で分かる場合も併せて非表示にします
導入の手間をかけられない名簿登録も従業員のアカウント発行も不要。リンク1本で配れます
費用を抑えたい20人までは無料。以降も直近365日の受検者数に応じた自動計算です
外国人の従業員がいる7言語に対応し、設問は厚生労働省の公式翻訳版を使用しています
解約時にデータを持ち出せるか不安有料プランではCSVで一括出力できます。解約後も無料の組織としてデータは残ります

料金

直近365日の実受検者数月額(税別)
20人まで0円
21〜100人2,000円
101〜200人3,000円
201〜300人4,000円
以降100人ごとに+1,000円

無料プランでも、実施回の作成、匿名リンクと受検コードの発行、実施者による個人結果の確認、事業場全体の集団分析、様式第6号の3の集計、5年間のデータ保持が使えます。部署別の集団分析、前年との比較、CSV一括出力、バックアップ履歴は有料プランの機能です。詳しくは料金ページをご覧ください。

はじめ方

管理画面からGoogleアカウントでログインし、組織を作成してください。クレジットカードの登録は、受検者が20人を超えるときまで必要ありません。

契約条件は法人向け利用規約、販売条件は特定商取引法に基づく表記、データの取り扱いはセキュリティをご確認ください。

出典